Ｎｅｗ！！
�ﾋのサンプルから刃物を試作しました。


試験操業とフォーラム操業の�ﾋのサンプルを両方使っています。









お疲れ様でした。m(_ _)m

9/25〜26にわたり、近代だたらの試験操業が行われました。
昨年の炉の設定を修正して、１１月の操業に向けての試験操業です。
今回は、村民メンバーのみでの操業です。

そして、今年からは村内（地元）メンバー主導での操業体制となります。
外野の口出しはダメです。　　σ(^ー^;)　え？私も？？


けら出し直後の�ﾋ。炭の隙間に白く光っている部分が�ﾋだと思われます。
砂鉄投入量は566ｋｇ　�ﾋは後日計測されます。
�ﾋ本体の画像は、クリーニングが終わるのを待ちます。



今回のメンバー。
村下は吉田さん。作業は財団職員、有志の村民の方々で行います。




今回の炉の設定です。ゲージの利用が前提。
ただし、昨年までは千鳥に配置していた羽口を、今回は対向させて配置。

炉造りに立ち会っていないので寸法の数値は不明ですが、（間違っていたら連絡を。）
羽口ピッチから比べたところ、対向寸法が少々短い気がします。（２００１年の炉との比較）
それと、羽口上の船底傾斜角がゆるく感じます。（２００１年の炉との比較）
（上の比較については、今回の築炉目的とは異なりますが、ご了承ください。）

この近代炉での操業は、設計条件を変えられません。
良い�ﾋを造るためには、いろんな条件での操業を重ねることが大事だと思います。
そろそろ自由な設計の出来る炉に切り替える時期だと思うのですが・・・・・・・



昨年、炭床よりかなり高かった炉底ラインを修正。
今年は設計本来のゲージの位置です。

操業の様子は順次掲載。



けら出し直後の下釜。
昨年と違い、キャスタブルぎりぎりまで溶けています。
砂鉄投入の打ち切りタイミングは絶妙。。

羽口下に出張りがあるのが気掛かりです。




冷めてきた�ﾋです。後日クリーニング後の�ﾋの写真と重量を掲載します。（　写真よろしく。m(_ _)m　）


クリーニング後の写真が届きました。ありがとうございます。
早速掲載。約１４０ｋｇだそうです。

上から。


横から。


ノロだし側？左斜めから


ノロだし側反対面。

�ﾋ割り後の写真もよろしく。m(＾_＾)m

↓　↓　↓

�ﾋのサンプルが到着！　おおきにです。m(_ _)m
吉田村下の初作品。さて拝見。

上面。黒い部分、焦げてます。









�ﾋの上部は刃物に使える高炭素の鋼です。
ノロに保護されながら成長していれば、もうちょっと厚みがあったかもしれません。

水色の破線で囲んだ部分に、海綿状に固まっている生鐵があります。
これは海綿鉄が吸炭しない状態で�ﾋに吸収された物であると思われます。
加えて、そのスポンジ状の空間にノロが噛んでいないところから、ノロよりも上で
成長していたことになります。上面が焦げているところであることを考えると、風が通りながらも
海綿鉄が半溶融状態になるまでは温度が上がっていなかった一時期があり、
そのときにこの部分ができたと考えて良いかもしれません。


なお、この操業に関する数値データや資料の権利は「(財)鉄の歴史村地域振興事業団」にあります。
操業資料を無断で引用したり発表することを禁じます。